細野 彩華
30代
主婦



私は昔から生理痛が激しい方でした。痛みには強い方だと思うのですが、生理痛のせいで眠れなかった事がありました。まだ中学生だった私を、母は不憫がって、「結婚して出産すると、生理痛がなくなるよ」と、よく慰めてくれました。母も独身の時は生理痛が酷かったものの、出産を機に生理痛が軽くなったそうで、私もそんなものなのかなあ、と漠然と思っていました。

そして、結婚、出産を経た現在。母の経験は、少なくとも、私には当てはまらない事が証明されました。しかも、私の場合、出産を機に排卵痛や排卵前のイライラ、腰周辺の鈍痛があり、生理痛が始まれば生理痛です。そして経血が独身時代よりも増えました。なので、夜は結構な頻度で下着や寝具を汚してしまい、困っている程です。

特に、排卵痛と排卵期のイライラには悩まされています。家族にも「私、少しイライラしているから」とか、「ママはイライラしているから、静かにしてて」と前置きをしなければならない程深刻です。前置きをしないと、離婚する事になるかも知れません。男性は生理痛や排卵期のイライラなんて理解できません。

以前は、イライラして夫にストレスをぶちまけていましたが、夫が私の身体の事を全く理解せず、本気で勘違いして離婚一歩手前まで行った事があります。なのでその時以来、自分の気持ちは正直に話す事にしています。

そして、この「自分に正直になる」というのが意外とメンタル的にも良さそうな気がしています。「今日はイライラしているから、ゆっくり入浴剤のお風呂に入ろう」、とか、「今日は生理痛が酷いから、家事もお休み」とか、自分の弱さを認めて自分をいたわるようになりました。

そして、このように自分をいたわる事で、生理痛や排卵期の鈍痛が辛いものではなくなりました。寧ろ、「家事を公に、堂々と手抜きできる日」として、楽しみにさえなってきました。でも、このくらい自分を労わることは大切だと思います。

女性って、排卵だろうが、生理だろうが、勉強なり、家事なり、仕事をこなさなければいけません。男性って、意外とただの風邪なのに、大袈裟になったりしますよね。女性も、大袈裟になる必要はないけど、もっと自分を大切にして欲しいと思います。

生理の日くらい、有給休暇を使っても良いのではないかとも思います。学生の方もいらっしゃるだろうし、主婦の方もいらっしゃるだろうし、会社勤めの方もいらっしゃると思いますが、女性の皆さん、生理の日くらい自分にご褒美をあげて下さいね。そうすれば、生理の日が憂鬱でなくなりますよ。


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