長谷 瑠美
30代
ウェブライター



私は、10代の頃から月経前症候群の症状がひどくて悩まされてきました。体の症状としては、腰が痛くなる、下腹部にチクチクやズンとした痛みや重みを感じる、吐き気がする、寒気がするなどです。

また、特につらいのは精神的な症状です。私の場合には、やる気がなくなる、体がだるくなる、イライラする、不安感が強くなり落ち込む、ひどい時には死にたくなるほど憂鬱になる、人に会いたくなくなるなどの症状が起こります。

月経前症候群になると、これらの症状を自分でコントロールできなくなります。人に会わなくてはいけない時は、なるべく明るくしなくちゃ、元気でいなくちゃ、と思うのですが、全く体や心がいうことを聞いてくれません。そのせいで、人に不快な思いをさせてしまいます。それは、相手の態度や症状でわかってしまうのでとてもつらいです。

特に接客の仕事をしていた時はしんどかったです。お客様に笑顔で対応しなくてはならないのに、どう頑張っても表情がうまく作れません。話す言葉は自然とトゲのあるイライラした様子になってしまい、お客様を怒らせてしまったこともあります。しかし、どうしようもコントロールができないので治したくても治せないのです。そんな自分にさらに嫌悪感を抱き、イライラの悪循環に陥ります。

また、やる気が全くなくなるのもつらかったです。仕事の時はなんとかやり過ごしていましたが、家にいる時には家事ができなくなります。普段は何とも思わないことでも、ものすごく億劫に感じるのです。掃除や料理が全然手につかず、ほとんど1日中寝ていたこともあります。旦那にはそんな私が怠けているように思うらしく、嫌味を言われたこともあるのです。

これらのように、特に精神面での症状に悩まされていますが、人から理解されないことがつらさを助長します。同じ女性でも生理が軽い人もいますし、ましてや男性に理解を求めてもわかってもらえません。手を抜いている、怠けている、大げさだと思われるととても悲しくなります。

私はなんとかこれらの症状を改善しようと、漢方薬を服用することにしました。精神の安定に効果的な漢方薬です。漢方なので即効性はありませんが、とりあえず少しでもよくなるなら長く続けてみようと思ったのです。その結果、以前よりも精神的な症状が抑えられたような気がします。

プラシーボ効果もあるかもしれませんが、イライラや不安感が少なくなり、生理前になっても落ち込みにくくなったのです。完全に改善されたわけではありませんが、これまで悩まされてきた症状が軽くなり、とてもうれしかったです。しかし、漢方は値段が少し高いので毎日飲み続けるのが大変なのがネックです。なので、毎日ではなく日をあけて服用しています。もっと手に入れやすい値段になればいいのに、と思っています。


随時更新! みんなのPMS体験談

このほかのPMS体験談を公開中!こちらからご覧になれます。