奈良 史織
30代
フリーター



生理の1週間前ぐらい前の1,2日だけ頭の中がスッキリしない感じになります。またその間は怒りっぽくなってしまい、些細なことで家族や彼氏と喧嘩してしまうこともしばしばあります。どちらの症状も、その時の自分はあまり自覚がないところがとても厄介です。

不調は1,2日と短い時期で、それを過ぎるといつも通りに戻るのでたまたまその日は調子が悪かっただけ、という風に解釈していました。その時の自分ではそれ程調子が悪いという自覚がないので「今日は何となく上手くいかないな」ぐらいの認識しかありません。

ある時、月経前症候群という言葉とその症状を知り、自分の様子を振り返って初めて不調が訪れるのは生理の1週間前という決まった時期であることに気づきました。しかし、自分の不調の原因が月経前症候群であると気づいても始めは対策がとりづらかったです。

理由は上でも書いた通り、月経前症候群になっていても自分では気づきにくい症状だからです。自分が今、不調であると自覚があれば休息を取ったり、あまり人と会わないように調整したりと対処できるのですが、明確にその時期が来たとわかるサインがありません。月経前症候群でイライラしている間に誰かと喧嘩し、症状が治まってから「何であんな些細なことで怒ってしまったんだろう」と自分を責めることになるのが辛いですね。

今は月経前症候群に妊活用アプリを活用しています。私は妊活をしているわけではありませんが、妊活用アプリにはこれまでの生理開始日を入力することで次の生理予測日を算出してくれる機能があるのでそこから自分が不調になりそうな時期を予測してスケジュールを立てるようにしています。

また、毎日の基礎体温の記録もつけていれば自分の体調の変化が一目でわかるので、これも参考にしています。そろそろ月経前症候群の時期だなと感じたらなるべく休息を多めに取るようにしています。

また、この時期になったら「今の自分は調子が悪いかもしれない」と自分に言い聞かせて、人と意見がぶつかりそうになったら一旦クールダウンする時間を取ったり、重要な決断は出来るだけしないよう後回しにしたりしています。更に、親しい人にはそういう時期があることを伝え、様子がおかしかったらそれとなく指摘したり、距離を置いて様子を見てもらったりすることでお互いトラブルを回避できるようになりました。

こうして月経前症候群の時期を見定めて行動するようになってから、大分トラブルが減りました。20代前半などは月に1度は彼氏と大喧嘩をしていましたが、月経前症候群に気をつけて行動するようになってからはほとんど喧嘩せず、穏やかに過ごせるようになりました。


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