林 心春
20代
専業主婦



私は生理開始日のおよそ1週間前になると、強い眠気・色々なことを面倒に感じる・理由もなく不安になったり悲しい気持ちになったりするなど、うつ様の症状に悩まされます。

その時期になると、朝起きるのが辛くなり、どんなに眠っても眠気が取れなくなります。その割に夜になると妙に目が冴えて寝付けなくなり、睡眠リズムの乱れが起こってきて、ますます日中の眠気がひどくなってしまいます。何でも面倒に感じたり気持ちが落ち込んだりするなどの精神的な不安定さは、この睡眠の乱れから来ているのかもしれません。

頭ではそう思っていても、眠気は変わらず襲ってくるので結局ダラダラと寝てしまいます。そうすると起きたあとに寝すぎてだるい感じがしたり、何もできなかったことへの罪悪感でまた落ち込んだり…と負のスパイラルに入ってなかなか抜け出せなくなってしまうのが、この時期の辛いところです。

そんな症状に対応するために私が最近していることは、とてもくだらないと言えばくだらないのですが、ベッドで横になりながら好きな本や動画を見ることです。私の場合は、眠気があるのに無理して起き上がって何かをしようとすると、そのあと反動でぐったりしてしまうなど、ストレスになりました。かと言って実際にずっと眠ってしまうと、そのせいで身体がだるくなったりします。

そこで、ベッドで休みながら、何か気軽にできる楽しいことをしようと考えたのです。(横着な発想ですが…)本や動画は、もちろん各人の好み次第ですが、個人的にはあまり難解じゃなく単純に笑ったり泣いたりしながら見られるもの、もしくは、過去に何回も見ていて展開の読めるものなど、気楽に見られるものが良いと思います。

何かを見て気持ちが明るくなると、自然と身体も軽くなってきます。ベッドから起きて何かしようという気分になれたら、実際に少しストレッチや散歩などをすると心身共にスッキリします。それに、一番しんどい時期でベッドから出られる気分にまではならなくても、本や動画で笑ったりワクワクしたりした気持ちの変化は、しばらく持続してくれるように思います。

私の場合はある程度「しんどい時には休む」ことが許された生活なので、こんな横着もできますが、休みたくても休めないという場合はもっともっと大変ですね。いずれにしても一番辛い時期は、最大限自分を甘やかすのが良いと思います。

そして、それを周囲の大切な人には伝えておくことも時に必要です。「訳もなく不安になり寂しくなる」という状況を他の人(特に男性)に理解してもらうのは難しいかもしれません。ただ、これは月経前症候群の症状の一つとして認められた、多くの女性に現れる変調の一つですし、周りの人も「自分のせいで不安にさせているのでは」と思うよりも「生理にまつわる症状の一つだ」とわかる方が安心な場合もあるはずです。

物理的に「休む」ことが難しい時でも、自分の状況をわかってくれる人が周りに1人でも居ると、心理的に「休まる」ことはきっと可能です。もちろん今でも毎月必ず辛い時期はやってきますが、物理的に・心理的に「自分を甘やかす」ことで、私自身は随分その時期を楽に過ごすことができるようになりました。


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