岩谷 茂子
40代
会社員



PMSの時期や症状は人によって様々ですが、私の場合は生理の一週間前から起こることが多いです。まず、体が重く感じて次になにかとイライラするようになるんです。何でもないような些細なことに怒りを感じたりストレスを感じたりするようになるので、「PMSが来たな」と実感するようになります。

その後は、めまいや立ちくらみなどによるふらつきや肩凝り、首のコリなど血行不良による不調がやってきます。生理が始まるカウントダウンが近づくにつれてこれらの症状は悪化する傾向にあります。

特にひどいのが「めまい」で、日常的な疲れもたまっているときなどには回転性のめまいを伴い、目が回るので起き上がるのも困難なときもあります。また、平衡感覚がなくなるようなふわふわと浮遊感のあるめまいも発症して、日常生活に支障をきたすようになります。

買い物や出かけるときに歩いているとなんだか気持ち悪くなり吐き気を伴うこともあり、この時期は予定のないときには家で過ごすようにしています。スーパーの陳列棚を見るだけでも気持ち悪くなってしまうからです。

さらには、頻繁に「キーン」とする耳鳴りもするので人の話し声が聞きづらくなります。「生理が始まれば治る」と思い我慢してきたのですが、子育てや仕事、家事にまで影響するようになったので産婦人科を受診してPMSの不調を相談したところ、「苓桂朮甘湯」という漢方を処方されました。

私のような症状は漢方で診断すると「水毒」と呼ばれる症状にあたり、水はけを良くすることで症状が緩和するということでした。漢方は初めてだったのですが、医師からは「食前に飲むと良い」と言われたのですが、しばらく飲んでいると胃が痛くなることが多くなったので、食後に飲みました。

苓桂朮甘湯を飲んでいると尿が良く出ます。一日に何回もトイレに行くのは大変ですが、むくみも解消されて顔も体もすっきりとします。しっかりと体の中の老廃物を排出することができることでめまいの頻度も減りました。「気」の流れが悪かったのでしょう。

飲むのは大体、生理前の一週間ほどです。漢方を飲んでいると症状が和らぐのですが、根本的な解消には至らないため、一日一時間程度の運動を始めました。日によって違うのですが、ウォーキングやジョギング、踏み台昇降などの有酸素運動をすることにしています。運動することにより血行やリンパの流れが良くなり、最近ではPMSの不調を感じる日が少なくなってきました。自身の経験から、体質そのものが改善されて血行が良くすることがPMSの不調を和らげる手段だと思います。


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